万徳寺址

Mandeoksa Temple Site
  • 所在地釜山広域市 北区 万徳洞 30番地一帯
  • バス一般バス 46番に乗車 ▷ 屏風寺入口で下車 ▷ 徒歩5分
  • 都市鉄道都市鉄道 3号線 万徳駅(2番出口)で下車 ▷ 徒歩15分

万徳寺址 高麗時代に上鶴山に建てられた万徳寺の建物跡で、『高麗史』や『高麗史節要』によると、高麗第28代王の忠恵王の長男である釈器王子が万徳寺で過ごしたという記録が残っている。梵魚寺の大雄殿と比べると4倍の大きさの「金堂址」と、東洋最大と伝えられる「皇龍寺址」と肩を並べるほどの大きな鴟尾(しび)が瓦屋根に飾られていたことから推測するに、かなり大きな寺院だったことがわかる。寺院は文禄・慶長の役で焼失したと伝えられており、現在は1986年に建てられた小さな庵ほどの万徳寺がその場を守っている。上鶴山の自然を満喫しながらのんびりと散歩するのもよく、その場に立って万徳寺の昔の姿を想像してみるのもいいだろう。

万徳寺址 幢竿支柱

Mandeoksa Temple Site Dangganjiju
  • 所在地釜山広域市 北区 万徳洞 784番地
  • バス一般バス 46番に乗車 ▷ 屏風寺入口で下車 ▷ 徒歩5分
  • 都市鉄道都市鉄道3号線 万徳駅(2番出口)で下車 ▷ 徒歩15分

幢竿支柱とは寺の門の前や庭に大きな旗を掲げる時、旗の棒を支える基礎柱のこと。万徳寺址の幢竿支柱は横40cm、縦60cm、高さ3.5mの石の柱だ。もともとは片一方だけ残っていたが、今は残りの片方も復元して対をなしている。その大きさだけでなく弧を描く最上部や、外側に刻まれた縦の線など石を刻む腕前が実に素晴らしい。幢竿支柱の美しさは、万徳寺址の重要な見どころとなっている。

アルト岩

Alter Rock
  • 所在地釜山広域市 北区 万徳1洞 784 (万徳洞 寺基村)
  • バス 一般バス 46番に乗車 ▷ 屏風寺入口で下車 ▷ 徒歩5分
  • 都市鉄道都市鉄道3号線 万徳駅(2番出口)で下車 ▷ 徒歩15分

万徳洞の寺基村で発見されたアルト遺跡。アルトとは、岩に彫られた跡のことで、このことからこの岩は、豊年や夫婦の調和、妊娠などを祈願する時に使われた祈願岩であったと考えられている。万徳寺のアルト岩は幅1.4m、長さ3.7mの大きさで2つの同心円が彫られているのが特徴。またその形がとても精巧で正確な円に近い形をしており、学界でも注目しているほどだ。それにアルト遺跡は韓国では高霊郡や益山市など数か所にしかなく、万徳洞のアルト岩は釜山地域で唯一見ることのできる貴重な遺物である。

石仏寺

Seokbulsa Temple
  • 所在地釜山広域市 北区 万徳コゲキル 143-79(万徳洞)
  • きワゴン車
    運行
    月~土 09:00 出発(日曜日は運行しない)
    都市鉄道3号線 万徳駅4番出口 ソク・グァンホ内科前から出発
    (旧暦1日と3日は万徳1トンネルの上から出発)

金井山の上鶏峰の南の麓にある寺で、1930年の日本による植民地時代に僧侶の曺容善が創建した。世界的な旅行雑誌『ロンリープラネット』がアジアの絶景として紹介するほど美しい風景は世界的にもよく知られている。石仏寺を屏風のように取り囲んでいる巨大な屏風岩と、一般の木造造りの寺とは違ってすべて石で造られた石仏寺は、ここでしか見られない貴重で独特な風景である。石仏寺の大雄殿と七星閣との間を上ると29の仏像が刻まれた磨崖仏群が見られるが、これは1950年から1960年代にわたり造られた韓国の寺の中で最も大きい磨崖仏群である。これは現代仏教彫刻美術を端的に現している代表的な作品と言える。

亀浦倭城

Gupo Japanese Fortress
  • 所在地釜山広域市 北区 徳川2洞 山93番地一帯 (徳川近隣公園内)
  • バス一般バス 15番または59番バスに乗車 ▷ 亀龍寺で下車 ▷ 徒歩5分
  • 都市鉄道都市鉄道2号線 徳川駅(10番出口)で下車 ▷ 徒歩10分

文禄・慶長の役の時に日本軍が金海と梁山との連結を取るために築いた石城で、金海竹島倭城の出城である。当時日本の武将であった小早川隆景と立花宗茂を中心に築城された。戦争当時も洛東江に面する要衝の地だったが、今も石垣に沿って頂きに登ると美しい洛東江が眺められる。原形がよく保存されていて石垣は昔のまま残されており、日本式の城の造りを研究するのに良い資料になる。

栗里岩陰遺跡(貝塚)

Yuli Rock Shade Ruins (Shell Midden)
  • 所在地釜山広域市 金谷洞 山24番内、金井山中腹
  • バス一般バス 15番またはマウルバス北区3番に乗車 ▷ 栗里駅で下車 ▷ 徒歩5分

新石器時代後期を代表する岩陰遺跡で、北区で人類がどのように暮らしていたかについて知ることのできる最古の遺跡である。栗里村の裏山のハイキングコースにある。特に注目すべき遺跡は、洛東江が見下ろせる場所にある岩の穴で、中からかまどの跡や土器、貝殻等が発見されたことから、昔ここに家があったと推測できる。

亀浦洞タン森

Gupo-dong Dang Forest
  • 所在地釜山広域市 北区 亀浦洞 1206-23番地一帯
  • 都市鉄道都市鉄道2号線 徳川駅(2番出口) ▷ 徒歩15分

1982年に天然記念物第309号に指定された森で、村の安寧と豊漁を祈る所でもある。その中央には樹齢600年を超えると推定される釜山で最も古いエノキが立っている。高さ17m、周囲5.5mの巨木でまるで村を見守るかのようだ。エノキのそばには松の木やお堂がある。ここでは毎年小正月に村の住民の中から祭主を選んで村の安泰を祈願する祭祀を執り行っている。